表に出せないはなし
坊さんも忙しくなるとかいう師走。歳末助け合い運動とか、赤い羽根共同募金とか、山城新伍と川谷拓三のどん兵衛のCMとか、あぁもう年の瀬だなと感じる時期になりますとお酒の席も増えてきます。

ピエールも先日もですね、営業マン時代からお付き合いのあるホール様にお呼ばれしまして、忘年会という名の腹の探りあいに行ってきましたよ。
居酒屋の座敷には今をときめくぱちんこパチスロメーカーの営業マンが揃っております。あちらを見ると、想定以上に補償出来たんで助かったという飛行隊の方や、その隣を見ると、来年から所長なんですなんて言う藤丸くん、その向こうにはゴルフのプレー料金一人分無料になる招待券を配るパトランラン。総勢20名ほどが集まる中、ピエールは以前から馴染みのキセルと、差しつ差されつやってましてね。
ピ「キセル調子良さそうやね。再販は?」
キ「在庫がちょっとあるのを売るかどうかやけど、たぶん売れないね」
ピ「え?だって調子良さそうじゃん?」
どうやら12月の新台、まゆげが入ってからといものの、城門突破出来ないトラ柄。稼働も落ちてきたとの事。
ピ「あら、じゃああれはどうなん?あの変なスロット」
メーカー営業マン捕まえて変なスロットとはw未来を先取りした例の筐体の事です。

キ「ありゃダメ。今回は飛行隊の奴らが売ったから完売したけど、うちらだったら売れなかったね」
飛行隊の営業力は凄まじく、今ならなんでもかんでもあのスマスロと紐付けて売ってきてくれます。近い将来、全メーカーの台を飛行隊が売る日が来るかもしれませんぜ。
さて、お酒の量も増えてきますと、右や左の旦那様から聞こえてくるのは決して表沙汰には出来ない話ばかり。あそこの法人は来年機械買う様になるぞなんて言う景気の良い話もあれば、あの法人の今の社長は全店売却してもいいと思ってるぞとか。
メーカーの営業マンは、ぱちんこ業界の裏も表も知ってます。知ってるヤツほど出来る営業マンと言ったら過言ですが、皆さんが思ってるほどぱちんこメーカーの営業マンは馬鹿じゃないって事。
腹を探るつもりで始まった忘年会、あちらこちらから聞こえてくるのは腹を割った話ばかり。
聞いてるこっちがハラハラしましたよ。


